強姦罪の男性に無罪判決…「確かな証拠なし」
宇都宮地裁(二宮信吾裁判長)は20日、強姦と強盗未遂の罪に問われた栃木県小山市の飲食店従業員男性(24)に対し、無罪(求刑・懲役7年)を言い渡した。
起訴状では、男性は昨年7月30日午後11時30分頃、同市内の路上で女性(22)の背後から口をふさぎ、「騒ぐな」などと脅し、暴行した上、金品を奪おうとしたとしていた。
男性は昨年8月31日の逮捕後、一貫して否認しており、公判で弁護側は無罪を主張していた。
女性は犯人の顔を見ておらず、検察側は被告の体液が付着した女性の着衣を証拠として提出していた。
判決では、着衣を入れていたポリ袋などが廃棄されていることなどから、着衣が誰にも触れられない状態で保全されていなかったと指摘。
「被害があったことは認められるが、被告がそれを行ったという確かな証拠がない」と判断した。
宇都宮地検は20日、「判決を精査し、控訴するか、上級庁と協議して判断する」とコメントした。
起訴状では、男性は昨年7月30日午後11時30分頃、同市内の路上で女性(22)の背後から口をふさぎ、「騒ぐな」などと脅し、暴行した上、金品を奪おうとしたとしていた。
男性は昨年8月31日の逮捕後、一貫して否認しており、公判で弁護側は無罪を主張していた。
女性は犯人の顔を見ておらず、検察側は被告の体液が付着した女性の着衣を証拠として提出していた。
判決では、着衣を入れていたポリ袋などが廃棄されていることなどから、着衣が誰にも触れられない状態で保全されていなかったと指摘。
「被害があったことは認められるが、被告がそれを行ったという確かな証拠がない」と判断した。
宇都宮地検は20日、「判決を精査し、控訴するか、上級庁と協議して判断する」とコメントした。