受動喫煙防止法が成立 職場、飲食店は原則禁煙
受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が18日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。
多くの人が集まる建物内を罰則付きで原則禁煙とする初の法律で、飲食店や職場などさまざまな組織で対応が迫られる。
東京五輪・パラリンピック開催前の2020年4月に全面施行する。
例外規定によって、飲食店の55%で喫煙が認められるとの試算があるなど「規制は骨抜き」との批判も根強い。
国民の健康を守るため、法に実効性を持たせていくことが課題となる。
計画では、まず来年夏をめどに病院、学校、行政機関、保育園が屋内完全禁煙となる。