自殺高3女子の写真、卒業アルバムから外す
熊本県北部の県立高3年の女子生徒(当時17歳)が昨年5月、学校でのいじめをほのめかす内容の遺書を残して自殺した問題で、学校側が遺族と話し合わず、生徒の写真を外した卒業アルバムを作成していたことがわかった。
遺族の意向を受け、学校側は生徒の顔写真や行事の際の写真6枚をアルバムの空きページにテープで貼り付け、卒業式で全購入者に配布したという。
遺族は「娘の存在を覚えていてもらうためにも、生きた証しとしてアルバムにきちんと載せてほしかった」と話している。
学校などによると、教頭や担任が2月中旬、遺族宅を訪れ、アルバムのクラスのページに生徒の顔写真を掲載しなかったことを伝えた。
修学旅行などの行事も、生徒が写っていない写真を使用したという。
高校の教頭は「生徒の画像が(インターネット上に)流出する恐れもあるなど、個人情報を保護しようと考えた」としつつ、「遺族の意向を確認して作るべきだった」と話している。
県教委は「学校側が遺族の気持ちを十分にくみ取ることができず、おわびしたい」としている。
生徒は昨年5月、同級生から「死ねばいい」などと暴言を受けたとの遺書を残し、自宅で自殺した。
県教委は同6月、第三者委員会を設置し、いじめの有無などを調査しており、今月26日に最終報告書を県教委に提出する。
遺族の意向を受け、学校側は生徒の顔写真や行事の際の写真6枚をアルバムの空きページにテープで貼り付け、卒業式で全購入者に配布したという。
遺族は「娘の存在を覚えていてもらうためにも、生きた証しとしてアルバムにきちんと載せてほしかった」と話している。
学校などによると、教頭や担任が2月中旬、遺族宅を訪れ、アルバムのクラスのページに生徒の顔写真を掲載しなかったことを伝えた。
修学旅行などの行事も、生徒が写っていない写真を使用したという。
高校の教頭は「生徒の画像が(インターネット上に)流出する恐れもあるなど、個人情報を保護しようと考えた」としつつ、「遺族の意向を確認して作るべきだった」と話している。
県教委は「学校側が遺族の気持ちを十分にくみ取ることができず、おわびしたい」としている。
生徒は昨年5月、同級生から「死ねばいい」などと暴言を受けたとの遺書を残し、自宅で自殺した。
県教委は同6月、第三者委員会を設置し、いじめの有無などを調査しており、今月26日に最終報告書を県教委に提出する。