小保方氏「本当に殺されると思った」
STAP騒動をめぐる騒動で理化学研究所を退職した小保方晴子氏(32)が24日発売の「婦人公論」(6月14日号)で2年間の沈黙を破り、騒動後、初の正式インタビューに応じた。
瀬戸内寂聴氏との対談形式で、「男性からの攻撃はものすごく暴力的で、本当に殺されると思いました」などと心境を吐露した。
対談は寂聴氏が4月26日号の同誌に掲載した連載の中で、小保方氏にあてた手紙を書いたことがきっかけで実現。
4月に京都で行われ、「STAP細胞は、ありまーす」と涙で訴えた14年4月9日の会見以来となる近影も5点掲載。
14年4月の会見同様、ティッシュ(会見では白いハンカチ)を目の下に添え、涙をぬぐう写真もある。
小保方氏は白いレースのミニワンピース、白い靴姿。
丸い襟には刺繍が、ヒザ上10センチ以上のミニワンピースはハイウエストと、随所に“らしさ”が出たファッションでの“グラビア”的写真も掲載されている。
騒動の4カ月後の14年8月に自殺したSTAP細胞論文の共同執筆者だった笹井芳樹氏(理研CDB副センター長)について、今年1月発売の手記「あの日」でほとんど触れていないが、「書けなかったですね」と一言。
一方、同じく共著者で14年6月に記者会見し「STAP細胞があることを示す証拠はなかった」との見方を示した理研チームリーダー(当時)の若山照彦山梨大教授については手記で批判しているが、「人が変わるのか、もともとそうだったのを見抜けなかったのか」と話した。