林真須美死刑囚テレビ欄で名誉毀損 テレ朝賠償命令
新聞のテレビ欄の記載や放送内容で名誉を傷つけられたとして、和歌山毒物カレー事件で有罪が確定した林真須美死刑囚がテレビ朝日に500万円の慰謝料を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(田辺麻里子裁判官)は15日、30万円の支払いを命じた。
判決によると、同社は林死刑囚が詐欺容疑などで逮捕された後の1998年10月、朝の情報番組「スーパーモーニング」で林死刑囚に関する放送を行い、新聞のテレビ欄に内容を掲載。
田辺裁判官は放送、掲載内容のいずれも一部は真実との証明がなく、名誉毀損に当たると認定した。
その上で「非常に影響力の強いマスメディアによる名誉毀損で、テレビ欄も購読者の多い全国紙に掲載された」と指摘。
一方でテレビ欄の文字数の制約なども考慮し、慰謝料は30万円が相当とした。
テレビ朝日は「今後判決内容を精査し、対応を決めたい」としている。
判決によると、同社は林死刑囚が詐欺容疑などで逮捕された後の1998年10月、朝の情報番組「スーパーモーニング」で林死刑囚に関する放送を行い、新聞のテレビ欄に内容を掲載。
田辺裁判官は放送、掲載内容のいずれも一部は真実との証明がなく、名誉毀損に当たると認定した。
その上で「非常に影響力の強いマスメディアによる名誉毀損で、テレビ欄も購読者の多い全国紙に掲載された」と指摘。
一方でテレビ欄の文字数の制約なども考慮し、慰謝料は30万円が相当とした。
テレビ朝日は「今後判決内容を精査し、対応を決めたい」としている。