シェアハウス巡りトラブル、賃借料支払われず
女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を首都圏で展開する不動産会社が、物件所有者への今月の賃借料の支払いを突然停止しトラブルになっていることが20日、分かった。
所有者は、銀行から多額の「アパートローン」を借り入れて新築物件を購入した人が大半という。
このまま収入が途絶えると、返済に窮する人が相次ぐなど混乱が拡大する恐れがある。
問題の会社はスマートデイズ(東京)。同日、所有者向け説明会を東京都内で開いた。
同社の公式ホームページは、運営するシェアハウスについて、敷金や礼金が必要な一般的な賃貸物件とは異なり、水回り設備は共有になるものの「各部屋に家具・家電付きで初期費用1万円と家賃だけで住める」などと宣伝。
不動産投資で副収入を得たい会社員らの注目を集め、創業から5年余りで部屋数は東京や神奈川などに1万を超える規模に拡大していた。
契約では、同社が物件を一括して借り上げて各部屋を学生らに賃貸し、所有者には毎月保証した貸借料を支払う仕組み。
だが、昨年10月に所有者への支払い減額を一方的に通告した。入居率が低迷し、資金繰りが悪化したとみられる。
スマートデイズは昨年8月に教育関連事業を手掛けるオーシャナイズ(東京)との資本提携を発表。
オーシャナイズ社長の菅沢聡氏が今月12日にトップを兼務した。
所有者は、銀行から多額の「アパートローン」を借り入れて新築物件を購入した人が大半という。
このまま収入が途絶えると、返済に窮する人が相次ぐなど混乱が拡大する恐れがある。
問題の会社はスマートデイズ(東京)。同日、所有者向け説明会を東京都内で開いた。
同社の公式ホームページは、運営するシェアハウスについて、敷金や礼金が必要な一般的な賃貸物件とは異なり、水回り設備は共有になるものの「各部屋に家具・家電付きで初期費用1万円と家賃だけで住める」などと宣伝。
不動産投資で副収入を得たい会社員らの注目を集め、創業から5年余りで部屋数は東京や神奈川などに1万を超える規模に拡大していた。
契約では、同社が物件を一括して借り上げて各部屋を学生らに賃貸し、所有者には毎月保証した貸借料を支払う仕組み。
だが、昨年10月に所有者への支払い減額を一方的に通告した。入居率が低迷し、資金繰りが悪化したとみられる。
スマートデイズは昨年8月に教育関連事業を手掛けるオーシャナイズ(東京)との資本提携を発表。
オーシャナイズ社長の菅沢聡氏が今月12日にトップを兼務した。