野鳥くちばしに白い布、故意に縛った可能性
北海道苫小牧市高丘の北海道大学研究林内の池で、くちばしに白い布のようなものが巻き付いた冬鳥ウミアイサを、付近の住民が見つけた。
同市環境生活課は、何者かが故意にくちばしを縛った可能性もあるとみている。
ウミアイサは主に海域に生息する野鳥で、潜水して捕らえた魚を食べる。
同市によると、この池には通常いないことから、最近飛来したらしい。
体長約60センチのオスで、エサが食べられないとみられ、頭を振ったり、くちばしを体にこすりつけたりして、懸命にくちばしの布を外そうとしている。
市は17日、現場に職員5人を派遣。
長さ10メートルの網を仕掛けるなどして捕獲を試みたが、失敗に終わった。