結愛ちゃん虐待死、母親に懲役8年判決 東京地裁
東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛ちゃん=当時(5)=が両親から虐待され死亡したとされる事件の裁判員裁判で、東京地裁(守下実裁判長)は17日、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親優里被告(27)に懲役8年(求刑懲役11年)の判決を言い渡した。
公判で検察側は、結愛ちゃんの命よりも元夫雄大被告(34)=同罪などで起訴=との関係維持を優先したと指摘。
「実家や医療機関に連絡を取るなど、子どもの命を守るという親として最低限の行動すら起こさなかった」と述べた。
弁護側は「雄大被告から執拗な心理的ドメスティックバイオレンス(DV)を受け、逆らうことは困難だった」とし、懲役5年が相当だと訴えた。
起訴状によると、昨年1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えず、雄大被告が暴行していることを知りながら放置し、3月2日に肺炎による敗血症で死亡させたとしている。
雄大被告の初公判は10月1日に開かれる。
公判で検察側は、結愛ちゃんの命よりも元夫雄大被告(34)=同罪などで起訴=との関係維持を優先したと指摘。
「実家や医療機関に連絡を取るなど、子どもの命を守るという親として最低限の行動すら起こさなかった」と述べた。
弁護側は「雄大被告から執拗な心理的ドメスティックバイオレンス(DV)を受け、逆らうことは困難だった」とし、懲役5年が相当だと訴えた。
起訴状によると、昨年1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えず、雄大被告が暴行していることを知りながら放置し、3月2日に肺炎による敗血症で死亡させたとしている。
雄大被告の初公判は10月1日に開かれる。