暴行教師挑発の生徒ら実名さらされ仲間割れ危機 ミタパンも苦言
フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」は21日、15日に東京・町田市の都立高校で起きた50代教師による男子生徒への暴行問題を特集した。
批判の対象は教師からすべてを「計画的」に実行した被害生徒とその仲間に向けられ、ネット上では針のむしろ状態となっている。
番組の取材に応じた同級生の一人は、被害生徒が休み時間に友人たちに「これから(挑発)する」と話し、用意周到に教師との“タイマン”を準備していたとする証言を告白。
また、ケンカを売る理由が「先生の授業を受けたくない」からで「学校から辞めさせる目的」があったことを明かした。
実際、仲間の生徒たちは動画をネット上に公開し「教育委員会よろしく」の文字と、地に落ちた教師をあざ笑う笑顔の顔文字をつけている。
動画撮影は被害生徒とぐるになった友人が行い、他に2人の生徒がその場にいたという。
ネット上では被害生徒と仲間の実名や学歴、電話番号などが続々とさらされている。これらを消すことは容易ではない。
慌てた撮影者の一人とみられる生徒はSNSで公開した謝罪文の中で「『ツイッターで炎上させようぜ!』と言ったのはボクではなく、もう1人いた○△君」「動画を拡散させたのは別のグループ」などと実名を挙げて説明し、責任を回避しようとしたが、混乱は収まらない。教師同様、生徒も高い代償を払うことになった。
三田友梨佳アナウンサー(31)は「これで先生だけが、もし処分を受けて、生徒は何も処分を受けないというのだったら、生徒が守られ過ぎかなと思います」との見方を示した。