汚染水流出を「マーライオン」 原子力規制委の更田氏、不適切発言で謝罪
原子力規制委員会の更田豊志委員は12日、東京電力福島第1原発の汚染水対策を検討する作業部会で、2年前の事故当初に発生した高濃度汚染水の海洋流出について「(規制委内部では)マーライオンと呼んでいる」と発言、後に不適切な発言だったと謝罪した。
上半身がライオンで下半身が魚のマーライオンはシンガポールのシンボルとして有名で、海に向かって口から水を噴き出している。
更田氏は事故直後の「非常に大きな漏えい」に関してマーライオンに例えた。
会合の途中で更田委員は「大変ふさわしくない発言をした。深くおわびする」と述べ、発言を撤回して謝罪した。