タテカン持ちだし設置、京大が被害届を提出へ
京都大が吉田キャンパス(京都市左京区)の周囲から撤去した立て看板の保管場所に何者かが侵入し、看板を持ち出した問題で、京大は15日、保管場所のフェンスが壊されたとして、器物損壊容疑で京都府警に被害届を提出する方針を明らかにした。
京大によると、14日午後11時過ぎ、同キャンパスにある教育推進・学生支援部棟の中庭に設けられた保管場所に身元不明の3人が侵入し、立て看板の一部を持ち出そうとした。
大学の通報を受けた川端署員らが駆けつけたが、すでに逃走しており、高さ約2メートルのフェンスの一部がねじ曲がっているのが見つかった。
その後、さらに約30人が集まり、職員の制止を振り切って立て看板を持ち出したという。
京大は「犯罪行為を看過できない。厳正に対処する」としている。