首相 総裁選3選へぶっちぎりか 国会議員405人中310人支持
9月の自民党総裁選をめぐり、連続3選を狙う安倍晋三首相(党総裁)のぶっちぎりの構図が明らかになった。
共同通信社が29日までに、所属国会議員405人の支持動向を直接取材などを通じて探ったところによると、約76%に当たる310人が安倍首相を支持した。
立候補を準備する石破茂元幹事長は石破派を中心に24人、野田聖子総務相は本人を含めて2人だった。
国会議員票(405票)での首相の大きなリードで、来春に統一地方選を控えた党員・党友を含む地方票(405票)が引っ張られるのは必至だ。首相の3選が有力となった。
石破氏支持がどの程度広がりをみせるのかに注目が集まるが、現在は石破派(20人)のほか、竹下派の2人と無派閥の2人が推す。
竹下派の参院側(21人)が支持を調整しており、実現すれば国会議員票が45人前後に積み上がる。
ただ、21人のうち11人は「派閥の指示に従う」としたほか、衆院側の22人は安倍首相を支持する意向。竹下亘会長(党総務会長)による今後の調整は曲折も予想される。