病院「透析選ばなかった患者20人」…死者も
東京都福生市の「公立福生病院」の医師が、腎臓病患者の女性に人工透析治療をやめる選択肢を示し、中止を選んだ女性が死亡した問題で、同病院がほかにも、透析治療を検討するために来院した患者に対し、透析治療を行わない選択肢を示していたことがわかった。
病院側は都に「透析治療を選ばなかった患者は約20人」と説明。死亡した患者がいるとみられ、都は事実関係を調べている。
都によると、同病院は過去に、他の医療機関からの紹介で来院し、これまで透析治療をやったことのない患者に対して、透析をしなければ命に関わるとの説明をした上で、今後の治療で透析治療を行わない選択肢を示していたという。
病院側は都に、透析治療を受けないと決めた患者約20人は大半が高齢者と説明しているという。
日本透析医学会が2014年にまとめた提言では、透析治療の見合わせを検討する状況について、「患者の全身状態が極めて不良」「患者の生命を著しく損なう危険性が高い」などとしている。
都は今後、約20人についても、カルテや患者の生死の確認、関係した医師の聞き取りなどを行い、一連の医療行為が適切だったかどうかを慎重に調べる。
病院側は都に「透析治療を選ばなかった患者は約20人」と説明。死亡した患者がいるとみられ、都は事実関係を調べている。
都によると、同病院は過去に、他の医療機関からの紹介で来院し、これまで透析治療をやったことのない患者に対して、透析をしなければ命に関わるとの説明をした上で、今後の治療で透析治療を行わない選択肢を示していたという。
病院側は都に、透析治療を受けないと決めた患者約20人は大半が高齢者と説明しているという。
日本透析医学会が2014年にまとめた提言では、透析治療の見合わせを検討する状況について、「患者の全身状態が極めて不良」「患者の生命を著しく損なう危険性が高い」などとしている。
都は今後、約20人についても、カルテや患者の生死の確認、関係した医師の聞き取りなどを行い、一連の医療行為が適切だったかどうかを慎重に調べる。