妻のｍｉｓｏｎｏ（右）とともにステージに登場したＮｏｓｕｋｅ＝福島県郡山市のビッグパレットふくしま

歌手のｍｉｓｏｎｏ（３４）の夫で、精巣がんの闘病を続けているドラマーのＮｏｓｕｋｅ（２９）が１１日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで行われた、東日本大震災の復興祈念イベント「福魂祭　２０１９」に夫婦で出演し、昨年１２月のがん公表後、初めて公の場に姿を見せた。

昨年１１月に突然訪れたがん宣告。当時は別居を始め、「海外に行き始めた頃で、マレーシア、タイ、アメリカ、もう一度タイ…と、海外での仕事も次々に決まっていて、どこに住もうかなと考えていた」という状況だった。

衝撃に耐え、平静を装っていたｍｉｓｏｎｏに、一部からは中傷めいた声も飛んだ。
「Ｎｏｓｕｋｅのことを書くと『アクセス稼ぎだ』と言われ、書かないと『自分のことばかり』。仕事に行くと『毎日そばにいた方がいい』という意見もありましたし…、１８０度違うアドバイスが飛んでくることがあって、混乱したままあっという間に３月まで来た」と、偽らざる思いを口にした。

そんな中で「一つ変わったことと言えば、目の前にＮｏｓｕｋｅという、自分より頑張っている人がいる。だから私も、より頑張れるようになりました」と、必死に前を向いた。
ネット上の“炎上”に関しては「ずーっと気にしてます」というものの、「Ｎｏｓｕｋｅが気にしないようにしてくれるから、大丈夫。絶対的な味方であり、家族なので」と、支え合っている夫婦の絆をのぞかせた。