桃田賢斗選手がマレーシアで交通事故、顔に裂傷…首相夫人見舞う
マレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(電子版)などによると、試合のためマレーシアを訪問中のバドミントン男子シングルスの桃田賢斗選手が13日未明、首都クアラルンプール近郊で交通事故に巻き込まれた。桃田選手は全身を打つなどしたが、命に別条はないという。
報道によると、13日午前4時45分(日本時間同5時45分)頃、桃田選手らを乗せたワゴン車が、高速道路で前方のトラックに追突した。
この事故で、ワゴン車の運転手が死亡し、桃田選手ら日本人3人と英国人1人の計4人が負傷した。
日本バドミントン協会によると、桃田選手は帰国のため宿泊先のホテルから空港に移動する途中だった。桃田選手はあごや額、唇に裂傷も負った。
同乗していた日本ユニシス女子チームの平山優監督も右すねの裂傷など、桃田選手の専属トレーナーの森本哲史氏も右腕の骨を折るなどのけがをした。
国営ベルナマ通信などによると、マハティール首相の妻シティ・ハスマさんらが、病院に桃田選手を見舞いに訪れた。
桃田選手は2018年9月から男子シングルスで世界ランキング1位を維持している日本のエース。
今夏の東京五輪出場を確実にしており、金メダル獲得の期待がかかっている。12日まで行われていた国際大会「マレーシア・マスターズ」にも出場し、優勝した。