園長 給食費や給与プールしていた トイレットペーパーは園児側負担か
兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」が定員を超え園児を受け入れていた問題で、小幡育子園長が、超過した園児22人の保護者から集めた給食費や、架空報告で公費から受け取った保育士の給与などをプールしていたことが22日、市への取材で分かった。
市によると、園長は今年2月の県や市による特別監査に、プール金の使途を「将来的に、園の遊具や庭などの設備に投資しようと思っていた」と説明。市は総額や実際の使い道を調べている。
2015年4月に園が認定こども園になった当初から続けていたとみられる。
また市に届けず、保育士2人をベビーシッターとして家庭に派遣していたことや、園内で学童保育事業をして、いずれもプール金にしていたことも判明。
園が購入する必要があるトイレットペーパーなどの生活衛生用品を園児側に負担させたことも明らかになった。
市によると、超過した園児から集めた給食費は月4300〜4900円。園には正規受け入れが可能な園児46人分について、公費や保育料などが入っていた。
園児は約70人いるのに、給食は46人分の公費などに相当する程度の量しか提供していなかった。
超過分の園児に対する給食費や、実際にはいない保育士がいると報告して得ていた給与の公費負担分もプール金に回っていた。
トイレットペーパーなどの負担を巡っては、市は、国や県、市からの公費で購入するよう指導していた。
保護者には持参を求める内容のしおりを渡していたのに、2月の市の定期監査では、記載がないうそのしおりを提出していた。
市によると、園長は今年2月の県や市による特別監査に、プール金の使途を「将来的に、園の遊具や庭などの設備に投資しようと思っていた」と説明。市は総額や実際の使い道を調べている。
2015年4月に園が認定こども園になった当初から続けていたとみられる。
また市に届けず、保育士2人をベビーシッターとして家庭に派遣していたことや、園内で学童保育事業をして、いずれもプール金にしていたことも判明。
園が購入する必要があるトイレットペーパーなどの生活衛生用品を園児側に負担させたことも明らかになった。
市によると、超過した園児から集めた給食費は月4300〜4900円。園には正規受け入れが可能な園児46人分について、公費や保育料などが入っていた。
園児は約70人いるのに、給食は46人分の公費などに相当する程度の量しか提供していなかった。
超過分の園児に対する給食費や、実際にはいない保育士がいると報告して得ていた給与の公費負担分もプール金に回っていた。
トイレットペーパーなどの負担を巡っては、市は、国や県、市からの公費で購入するよう指導していた。
保護者には持参を求める内容のしおりを渡していたのに、2月の市の定期監査では、記載がないうそのしおりを提出していた。