裁判官ツイートに、遺族が厳重処分を求める
今月、東京高等裁判所の裁判官が、ツイッターに書き込んだ強盗殺人事件についての内容が「被害者の尊厳への配慮が全くなく、事件を茶化(ちゃか)している」として、遺族が、裁判所に抗議した。
2015年に東京・江戸川区で女子高校生の岩瀬加奈さんが首を絞められ殺害された事件について、東京高裁の岡口基一裁判官が自身のツイッター上で、「首を絞められて苦しむ女性の姿に性的興奮を覚える性癖を持った男」「そんな男に、無残にも殺されてしまった17歳の女性」と、裁判の判決文へのリンクとともに書き込んでいたことがわかった。
岩瀬さんの遺族は26日、「被害者の尊厳への配慮が全くない」などとして、岡口裁判官への厳重な処分の要望書を裁判所に提出した。
岡口裁判官はこの裁判の担当ではなく、去年、ツイッターに縄で縛られた上半身裸の画像などを投稿し、厳重注意を受けている。