官邸前で5000人が怒りの声 「10万人デモ」再来の可能性も
市民の怒りに火が付き始めた。財務省の決裁文書改ざんをめぐり、12日、市民団体が官邸前で抗議集会を開催。
主催者発表で延べ5000人もの市民が集結した。
2015年に成立した安保法の反対デモを行っていた元SEALDsの奥田愛基氏らも参加。
老若男女がドラムのリズムに合わせ、「公的文書を改ざんするな」「佐川じゃなくて麻生が辞めろ」と怒りの声を上げた。
この日は、ネットメディアやテレビ、新聞など50人以上の報道陣が殺到し、動画や写真を撮影していた。
15年に国会前で行われた「戦争法案」反対集会も、日を追うごとにメディアに取り上げられる機会が増え、参加者が加速度的に増加。
同年8月30日には参加者が10万人にも膨れ上がった。今回の抗議集会も同規模まで拡大する可能性がある。
主催者によると、13日から連日、官邸前で抗議活動を行うという。複数の参加者は本紙に「また参加する」と語った。
市民の怒りが大きなうねりになれば、安倍首相は無視できまい。