がん検査で3回連続見落とし、40代女性が死亡
社会医療法人「河北医療財団」(東京都杉並区)は17日、財団が運営する河北健診クリニック(同区)で行った胸部レントゲン検査で、3回にわたって肺がんを見落とし、40歳代の女性が死亡したと発表した。
同財団によると、女性は2014年と15年、同クリニックで実施された職場の健診を受けた。いずれもレントゲン画像にがんの影が見つかったが、医師は影を乳頭だと判断し、「異常なし」とした。
がんが悪化した今年1月にも、同クリニックで区の肺がん検診を受けたが、問題はないと判断されたという。
4月に呼吸困難のため他院に救急搬送され、肺がんだと判明。女性は抗がん剤治療を受けたが、6月に死亡した。
同財団は17日の記者会見で、「影の位置は乳頭としては高く、がんを疑うべきだった。適切な治療ができていれば、良い結果になっていた可能性もある」と説明。
河北博文理事長は「3回連続で見落とし、申し訳ない」と謝罪した。
同財団によると、女性は2014年と15年、同クリニックで実施された職場の健診を受けた。いずれもレントゲン画像にがんの影が見つかったが、医師は影を乳頭だと判断し、「異常なし」とした。
がんが悪化した今年1月にも、同クリニックで区の肺がん検診を受けたが、問題はないと判断されたという。
4月に呼吸困難のため他院に救急搬送され、肺がんだと判明。女性は抗がん剤治療を受けたが、6月に死亡した。
同財団は17日の記者会見で、「影の位置は乳頭としては高く、がんを疑うべきだった。適切な治療ができていれば、良い結果になっていた可能性もある」と説明。
河北博文理事長は「3回連続で見落とし、申し訳ない」と謝罪した。