台湾にも初の「慰安婦像」…除幕式には前総統も
台湾南部・台南市で14日、慰安婦問題を象徴する女性像の除幕式が行われた。台湾での像の設置は初めて。
国民党の台南市議が中心となって設立した市民団体が式を主催した。
設置場所は国民党の地元支部の敷地で、国民党の馬英九マーインジウ前総統が出席するなど、党主導を印象づけた。
台南市は与党・民進党の地盤。国民党は民進党の対日政策を「軟弱」と批判しており、11月の統一地方選をにらんだ選挙戦略の一環とみられる。
一方、台北市内にある日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会台北事務所前では14日、慰安婦問題に取り組む支援団体が日本政府に謝罪などを求め、座り込みなどの抗議活動を行った。
この団体によると、台湾では59人の慰安婦が確認され、2人が存命という。