体重290キロ超、歴代最重量力士が引退表明
体重290キロを超え、大相撲の歴代最重量力士として知られるロシア出身の序二段、大露羅おおろら(35)(山響部屋)が秋場所13日目の21日、現役引退を表明した。
この日、現役最後の取組を白星で飾り、引退に花を添えた。
ロシアから16歳で角界入りし、師匠だった故・北の湖前理事長(元横綱)の付け人を長く務めた。
「師匠が生きていれば今年で定年。そこまで相撲を取る約束だった」という。
最高位は幕下だったが、愛すべきキャラクターでファンも多かった。「相撲をやって本当に良かった」。
今後はロシアに帰国して仕事をするといい、「体がボロボロ。ちょっとずつ体重を落とす」と話した。