シャンシャン親離れへ 年内にもシンシンと終日別居
上野動物園(東京都台東区)は20日、ジャイアントパンダの子ども、シャンシャン(香香、雌)の独り立ち準備が順調に進んでいるとして、母親シンシンと離れて暮らす時間をこれまでの午前から、午後にも拡大したと明らかにした。
ジャイアントパンダは野生だと1歳半〜2歳で親離れするため、12月に1歳半になるシャンシャンも今月13日から午前に限り、母親と屋外の別々の場所で過ごし始めていた。
年内に終日別居とし、単独で暮らすようにする予定。
上野動物園によると、シャンシャンは別居が始まっても落ち着いた様子で、タケを食べる量も増えている。
20日の体重は37・2キロだった。
日中の別居に慣れれば、次のステップに移る。
現在とは逆に、日中は母子一緒にし、授乳の機会の多い夜間に別々の部屋で暮らすようにする。日中は母子一緒の姿を観覧できる。