貴乃花氏、参院選出馬をあらためて否定「出ることはございません」7月はNYへ
大相撲の元横綱で、昨年10月に日本相撲協会を退職した元貴乃花親方(元横綱)の貴乃花光司氏が19日、都内のホテルで、「一般社団法人貴乃花道場」についての記者会見を開いた。
会見に先立って開かれたパーティーには政治家も出席したというが、この夏の参院選には「出ることはございません」とあらためて明言した。
貴乃花氏は相撲協会を退職後、政界進出がささやかれること、取りざたされることが多くあった。
この日の会見でも同様の質問を受け、「出ることはございませんし、7月にニューヨークに行く予定も以前から入っておりまして。ただ、今日の発起人、また、ここにお越し下さった先生方には多方面でご指導たまわりたいと、そういうふうに思います」と語った。
「御縁会」と題されたパーティーの発起人には、遠藤利明元五輪担当相や、小渕優子元経産相ら現役の政治家が複数、名を連ねている。
ただ、出席者に向けた手紙でも、政界進出をはっきりと否定していることが紹介された。
将来的な政界進出についても、「ありません」と明確に否定。
政界と深く関わる可能性についても「現在で、まったくございません。社団法人を立ち上げた以上は、ここに心血を注いで活動していかなければならないと思っておりますので、今後もそれは変わることなくと思っております。ただ、ご理解いただける各地域の方々、各世界での方々には交流はあるかと思うのですが、私自身が政界に行くですとか全くございません。今後もないと思います」とした。
貴乃花氏は「一般社団法人貴乃花道場」を通じて、国内外で相撲の普及を行う考えでいる。
世界に相撲文化を伝えるために今月20日にイタリアに出発する予定。7月にはニューヨークで普及活動を行うとしている。