「大阪入管で暴行」と提訴へ収容中の日系ペルー人、賠償請求
大阪出入国在留管理庁(大阪市住之江区)で2017年、収容中の日系ペルー人の男性(46)が、職員に制圧された際に暴行を受け腕の骨にひびが入ったとして、国に約200万円の損害賠償を求めて大阪地裁に近く提訴することが18日、弁護団への取材で分かった。
訴状などによると、男性は同年12月20日昼ごろ、昼食の弁当に不満を訴えて抗議し、単独室に連れていかれた。
午後9時ごろ、職員が扉を開けた際に外へ出ようとしたため押さえ付けられ、後ろ手に手錠をされたまま14時間以上放置された。
翌日、左腕の骨にひびが入っていることが判明。
大阪入管は「必要な制圧だった」としている。