まさに超ブラック企業! 従業員を繰り返しスタンガンの餌食にした車販売店
米テキサス州で、勤務中に同僚から繰り返しテイザー銃(スタンガン)で電気ショックを与えられた男性が、同僚と会社のオーナーを相手に訴えを起こした。
訴えを起こしたのは、ヒューストンにあるフレッド・フィンチャー・モーターズという自動車販売店で働いていた元従業員のブラッドリー・ジョーンズさん。
彼は同僚から9カ月間にわたり数十回、テイザー銃で電気ショック与えられたという。
さらに販売店のオーナーはジョーンズさんがテイザー銃で撃たれる様子をビデオに撮り、YouTubeに投稿していたようだ。
テイザー銃は相手に電気ショックを与える護身用具で、殺傷力はないとされているが、心臓発作などを引き起こす危険性もある。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが2008年に行った調査によると、米では2001年から2008年までの間に334人がテイザー銃により死亡しているという。
販売店を辞めたジョーンズさんは、脅迫と暴行を受けた上に安全な職場を提供されなかったとして、元同僚2人と販売店のオーナー、共同経営者であるオーナーの妻を提訴した。
オーナーの妻がテキサス州のパトリシア・ハーレス下院議員ということもあり、今後の裁判の行方が注目される。