【ネパール大地震】日本の救助チームが捜索開始
ネパール大地震で甚大な被害を受けた首都カトマンズで28日午後4時半(日本時間同7時45分)すぎ、日本の国際緊急援助隊の救助チームが生存者の捜索を始めた。
チームは総勢約70人で同日カトマンズの国際空港に到着。
国際支援で現地入りする航空機の急増で同空港が混雑し、1日遅れの現地入りとなった。
古い寺院が集まり、外国人旅行者に人気の地区。
寺院が崩壊し、れんがや土が5メートルほどの高さまで積もっている。
警察や消防から派遣された約30人が、素手でれんがを取り除き、スコップで穴を掘って生存者を探した。
人のにおいをかぎ分ける救助犬が投入され、手掛かりを求め歩き回ったが、目立った反応は示さなかった。
それでも隊員の一人は「人が多く集まる場所なので、誰かが埋まっている可能性がある」と話し、一刻も早い救出に意欲を示した。
団長を務める外務省の小林成信・国際緊急援助官は空港で記者団に「できるだけ早く本格的な捜索に入りたい。全力を尽くす」と話した。