運転手殺害容疑の中国人、就労ビザ取れず困窮か
大分県杵築市で7月、同県別府市大畑、タクシー運転手尾割隆明さん(74)が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された中国籍の王●チン容疑者(21)が6月中旬、
この春卒業した別府大短期大学部(別府市)に「就労ビザが取れない」と説明していたことが大学関係者への取材でわかった。(●は、王へんに「深」のつくり)
大学側は帰国するよう指導したが、その後、連絡が取れなくなっていた。県警は就職できなかった王容疑者が金に困って犯行に及んだ疑いがあるとみている。
同短期大学部によると、王容疑者は2010年4月に入学し、地域総合科学科で主に通訳と観光を学んだ。私費留学だが、授業料の滞納はなく、日本人学生との交流行事にも参加していた。
王容疑者は在学中、「別府市近郊の親戚の会社に就職する」と説明していたが、卒業から2か月余り後には「就労ビザが取れない」と話したという。
王容疑者は7月31日未明、JR別府駅近くで尾割さんのタクシーに乗車。杵築市内で刃物のようなもので尾割さんの首を刺すなどして殺害し、1万数千円と携帯電話1台を奪った疑いで今月16日に逮捕された。
この春卒業した別府大短期大学部(別府市)に「就労ビザが取れない」と説明していたことが大学関係者への取材でわかった。(●は、王へんに「深」のつくり)
大学側は帰国するよう指導したが、その後、連絡が取れなくなっていた。県警は就職できなかった王容疑者が金に困って犯行に及んだ疑いがあるとみている。
同短期大学部によると、王容疑者は2010年4月に入学し、地域総合科学科で主に通訳と観光を学んだ。私費留学だが、授業料の滞納はなく、日本人学生との交流行事にも参加していた。
王容疑者は在学中、「別府市近郊の親戚の会社に就職する」と説明していたが、卒業から2か月余り後には「就労ビザが取れない」と話したという。
王容疑者は7月31日未明、JR別府駅近くで尾割さんのタクシーに乗車。杵築市内で刃物のようなもので尾割さんの首を刺すなどして殺害し、1万数千円と携帯電話1台を奪った疑いで今月16日に逮捕された。