プラダ「黒人差別」批判でキャラクター製品販売中止
イタリアの高級ファッションブランド「プラダ」の新しいキャラクターのデザインが黒人差別に当たるとの批判が米国などで強まり、プラダは16日までに、このキャラクターをモチーフにした製品の販売を中止した。米メディアが伝えた。
問題となったのは、皮膚が濃い茶色で分厚く赤い唇が特徴的なキャラクター。
人種や性別による差別に反対する活動をする黒人の女性弁護士がニューヨーク中心部の店舗で見かけた後に、フェイスブックで「怒りで体が震えている」などと書き込み、インターネット上で広く共有された。
プラダは、このキャラクターは「想像上の生き物」で差別的な意図は一切ないと釈明する一方、展示や販売をやめると表明した。