茨城大生殺害 起訴内容おおむね認める
14年前、茨城大学の女子学生を殺害した罪などに問われたフィリピン人の男の裁判員裁判が始まり、男は起訴内容をおおむね認めた。
フィリピン国籍のランパノ・ジェリコ被告は2004年、フィリピン人の男2人とともに茨城大学の女子学生に性的暴行を加え、殺害した罪などに問われている。
17日から始まった裁判員裁判で、ランパノ被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、ランパノ被告の弁護士は「胸は刺していない、首は1回しか刺していない」として一部、争う姿勢を明らかにした。
一方、検察側は「偶然見つけた被害者を車に連れ込み、3人で強姦し、刃物で刺したことは悪質極まりない」「性的尊厳を踏みにじり、命を奪った結果は重大」などと指摘した。
判決は今月25日に言い渡される予定。