26年札幌五輪を断念、IOCに意向伝える 30年に目標変更
2026年の冬季五輪招致プロセスに参加している札幌市の町田隆敏副市長が17日、スイスのローザンヌで国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談し、26年大会招致を断念する意向を伝えた。
北海道の地震で被害対応に追われる中、招致活動の継続は難しいと判断、30年大会に目標を変更した。
会談には日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長も同席し、現状を説明した。IOC側も理解し、合意した。
IOCの助言を得ながら計画を練る第1段階の「対話ステージ」に参加していた札幌市は、31年春に予定される北海道新幹線の札幌延伸などに合わせ、インフラ整備も進められる30年大会に目標を変更したい考えを、これまでも示していた。