関西空港連絡橋の鉄道復旧工事完了で2週間ぶり再開
台風21号の影響で破損した関西空港連絡橋を走る鉄道部分の復旧工事が完了し、JR西日本と南海電鉄は18日、2週間ぶりに始発から運転を再開した。
関空への交通機関のうち利用者の約8割を占める鉄道の再開で、21日以降の旅客便運航全面回復を前に大幅なアクセス改善となる。
自動車専用道路と鉄道が走る連絡橋は4日、強風で流されたタンカーが道路部分に衝突。
2本の橋桁が中央の鉄道線路側にずれ、押し出される形で鉄道の橋桁も約50センチずれた。
道路を管理する西日本高速道路がずれた橋桁2本を14日までに撤去し、鉄道部分を保有する新関西国際空港から委託を受けたJR西が線路への影響を調べ工事を進めていた。
当初21日の再開をめどとしていたが、想定より損傷が少なく前倒しした。
JR西と南海の2社は関空と対岸のりんくうタウン駅(大阪府泉佐野市)の間を1日計約400本運行。
関空運営会社の関西エアポートは21日に第1ターミナルが全面復旧し旅客便の運航スケジュールが被災前の水準に戻るとしており、空港アクセスが課題となっていた。
一方、道路部分は一般車両の通行が禁止されており、リムジンバスなど特定車両のみが損傷のなかった片側3車線を往復通行で使用している。
全面復旧のめどはたっておらず、数カ月かかる可能性もある。
関空への交通機関のうち利用者の約8割を占める鉄道の再開で、21日以降の旅客便運航全面回復を前に大幅なアクセス改善となる。
自動車専用道路と鉄道が走る連絡橋は4日、強風で流されたタンカーが道路部分に衝突。
2本の橋桁が中央の鉄道線路側にずれ、押し出される形で鉄道の橋桁も約50センチずれた。
道路を管理する西日本高速道路がずれた橋桁2本を14日までに撤去し、鉄道部分を保有する新関西国際空港から委託を受けたJR西が線路への影響を調べ工事を進めていた。
当初21日の再開をめどとしていたが、想定より損傷が少なく前倒しした。
JR西と南海の2社は関空と対岸のりんくうタウン駅(大阪府泉佐野市)の間を1日計約400本運行。
関空運営会社の関西エアポートは21日に第1ターミナルが全面復旧し旅客便の運航スケジュールが被災前の水準に戻るとしており、空港アクセスが課題となっていた。
一方、道路部分は一般車両の通行が禁止されており、リムジンバスなど特定車両のみが損傷のなかった片側3車線を往復通行で使用している。
全面復旧のめどはたっておらず、数カ月かかる可能性もある。