警察官が刺される事件があった大阪府吹田市の千里山交番（共同）

16日午前5時40分ごろ、大阪府吹田市千里山霧が丘の「千里山交番」の敷地内で、警察官が血を流して倒れていると110番があった。
警察官は複数箇所を刺されて重傷。府警によると、警察官が所持していた実弾5発入りの拳銃がなくなっており、奪われたとみられる。
容疑者は男で逃走しており、府警は強盗殺人未遂事件として行方を追っている。

刺されたのは吹田署地域課の男性巡査（26）。左胸に包丁が刺さった状態で見つかった。拳銃をつなぐひもの留め金具が外れていたという。

逃げた男は30歳ぐらいで身長170〜180センチ。長袖のジャンパーにズボン姿だった。

現場は阪急千里線千里山駅前。事件直後に現場に居合わせた男子大学生（22）は「刺された警察官は腕などが血だらけだった。別の警察官は『頑張れよ』と声を掛けていた」と話した。