首に“矢”が刺さったシカを発見 奈良
13日、奈良公園の近くで、首に矢のようなものが刺さっているシカが見つかり、保護された。
13日午後1時前、奈良公園の近くにある春日大社の参道で、首に矢のようなものが刺さっている一頭のシカが見つかり、連絡を受けた保護団体の職員がエサでシカをおびき寄せたのち、麻酔を使って眠らせ保護した。
奈良公園一帯のシカは「奈良のシカ」として国の天然記念物にも指定されている。
保護されたのは4歳のメスのシカで、首には、長さ15センチほどの鉛筆の芯に紙を巻いたものが刺さっていたという。
保護団体はシカを近くの施設に運び、鉛筆の芯を抜きとるなどの手当てをした。幸いシカのケガは軽く、14日にも奈良公園に返す予定だという。
警察は、人による仕業だとみて、文化財保護法違反の疑いで、捜査している。