紛争下の女性に対する性暴力の根絶を目指して韓国政府が取り組む事業に関し、韓国側が日本政府に「慰安婦問題とは無関係だ」と説明したことがわかった。
河野外相が２０日、外務省で記者団に明らかにした。

韓国外交省は１９日、「女性とともにする平和イニシアチブ」と名付けた同事業の概要を発表した。
１９９０年代のボスニアやルワンダの事例を踏まえ、被害女性への支援などを行うとしている。

発表に先立つ１８日、韓国の康京和外相は「（慰安婦問題が）国際社会で深刻な人権問題として位置付けられるよう、計画をまもなく発表する」と発言した。
このため日本政府は１８日、「受け入れられない」と強く申し入れていた。