浄水器会社30億円申告漏れ 東京国税局、所得隠しも認定
浄水器などを販売する東京都中央区の「エナジック」と、沖縄県のグループ会社2社が東京国税局と沖縄国税事務所の税務調査を受け、2017年3月期までの3年間で計約30億円の申告漏れを指摘されたことが13日、関係者への取材で分かった。
国税局はこのうち約8億円を仮装・隠蔽を伴う所得隠しと認定したとされ、重加算税を含む追徴税額は約9億円に上るとみられる。
関係者によると、グループ会社の「沖縄還元フーズ」が、エナジックの海外拠点に対して計上した販売手数料について、実態を伴わない所得圧縮に当たると判断したもようだ。為替差益の計算に誤りなどもあったとされる。