広島市内で記者会見する安倍首相（共同）

自民党総裁選（９月２０日投開票予定）は今日７日、告示予定の来月７日までちょうど１カ月となった。
一騎打ちが見込まれる安倍晋三首相と石破茂元幹事長のほか、出馬に必要な推薦人２０人の確保を目指す野田聖子総務相が６日、相次いで総裁選に言及した。

安倍首相は広島市での会見で、総裁選の対応について「これからじっくり考えたい」と述べる一方で、「外交や安全保障をはじめ、自民党が担うべき責任の重さを、広島の地でかみしめている」と、３選続投に強い意欲を示した。
地元の自民党山口県連は今月１１日、事実上の「総裁選決起大会」を予定。首相はこの場で出馬への意欲を示すとみられ、正式な表明は８月中旬以降になるとみられる。

一方、石破氏は国会内の講演で、総裁選出馬は「政治家としての責務」と訴えた。
最近、ＳＮＳを使った発信に力を入れており、論客や「オタク」の印象払拭か、インスタグラムに猫を抱いた写真を投稿。「かわいい」と話題になっている。
推薦人集めが難航する野田氏は、講演で「いばらの道を歩いている」と厳しさを訴えた。

同党はこの日、第１回の総裁選選挙管理委員会を開催。党員の投票年齢を「２０歳以上」から「１８歳以上」に引き下げる特例措置など、検討課題を決めた。