事故物件サイト、1日の閲覧者は延べ数十万人
過去に殺人事件や自殺が起きた「事故物件」をまとめた民間のサイトに注目が集まっている。
全国4万件以上の情報が掲載され、1日の閲覧者は延べ数十万人に上るという。借り主に事故物件だと告げる法的ルールがないことが背景にあるようだ。
「事故物件公示サイト」。元不動産業者の大島てるさん(40)が「事故物件の取引は避けたい」と2005年に開設した。
当初は自分で新聞記事などを見て物件を探していたが、11年に誰でも投稿できる仕組みにすると掲載数が一気に増えたという。
物件は地図上に炎のマークで示され、クリックすると▽物件名▽「事故」の発生日や概要▽写真――などを閲覧できる。
ただ、誤った情報が投稿され、削除することもあるという。