銀座でも心配の種、築地のネズミ「封じ込め」
築地市場の解体工事は11日から始まり、2020年2月まで続く。
解体に伴い、周辺住民らの心配の種となっているのが、市場内外で多数目撃されているネズミの問題だ。
築地から逃げ出したネズミが北側の銀座地区や、隅田川を泳いで対岸の勝どき、晴海地区にまで移動する恐れがあり、東京都は駆除作戦を進めている。
都は、敷地周辺で塀がない部分などを高さ1・5メートルのトタン板で囲う「封じ込め」を展開。
粘着シートなどで8月に739匹、9月に333匹を捕獲した。
都の担当者は「捕獲数が減っているのは、母数が減っている表れだ」と説明するが、関係者からは「そもそも何匹いるかわからない。根絶はできないのでは」と疑問の声が出ている。