車が保育園児の列に突っ込んだ事故現場（共同）

8日午前10時15分ごろ、大津市大萱6丁目の交差点で車2台の衝突事故があり、弾みで1台が2〜3歳の保育園児13人らの列に突っ込んだ。大津署や市消防局によると、園児13人と、引率していた保育士3人のうち2人が病院に搬送された。
いずれも2歳の男児と女児が死亡した。2歳男児、3歳女児が意識不明の重体。

滋賀県警は自動車運転処罰法違反（過失傷害）の疑いで2台を運転していたいずれも大津市の無職、新立文子容疑者（52）と下山真子容疑者（62）を現行犯逮捕した。
巻き込まれたのは、事故現場から南に約200メートル離れた「レイモンド淡海保育園」の園児らで、散歩中に信号待ちをしていた。

大津署によると、右折しようとした新立容疑者の乗用車が対向車線を直進してきた下山容疑者の軽乗用車と接触し、軽乗用車が園児らをはねたとみられる。

事故を目撃した通行人の男性（69）によると、車が歩道に乗り上げ、園児らに突っ込んだ。

現場は琵琶湖に架かる近江大橋の南東で、住宅や宿泊施設が立ち並ぶ地域の信号のある交差点。通行人から「車が保育園児に突っ込んだ」と119番があった。