「青汁王子」三崎被告 都知事選出馬に意欲、N国・立花党首が打診
約1億8000万円を脱税したとして法人税法違反などの罪に問われた「メディアハーツ」(現ファビウス、東京)の前社長で「青汁王子」と呼ばれた三崎優太被告(30)が5日、東京地裁での判決公判後に報道陣の取材に応じ、来年の東京都知事選への出馬に意欲を示した。
東京地裁から懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡された同被告は「予想通り、こうなるとは思っていた」と感想。判決に先立って、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)から都知事選への立候補を打診されており「興味を持っていることは事実」と前向きに語った。
判決を傍聴した立花氏によると、既に政見放送の文言も一緒に検討している。これまでに三崎被告は同氏に「約1億8000万円の脱税については申し訳ない。一方で14億円を納税してる1人として言わせてほしいのは、森友問題で(当時の)佐川宣寿国税庁長官がおとがめなしなのは不公平だということ」「国税庁をぶっ壊したい」と打ち明けていたという。
三崎被告はN国への入党について「政治のことについてはまだわからない」と態度を保留。立花氏は「うちとしては来てほしい」と打診した。同被告が無所属で立候補しても、立花氏は支援する方針で定期的に勉強会を重ねて政治や選挙運動について教えていくという。