教諭いじめ問題「厳正な処分を検討して」文科副大臣
神戸市立東須磨小の教諭4人が同僚をいじめていた問題で、文部科学省の亀岡偉民副大臣らが15日、市教育委員会を訪れて長田淳教育長と面談し、早期の事実解明と加害者の厳正な処分を求めた。
亀岡氏は冒頭で「いじめをなくす指導をすべき教師がこのような事態を起こし信じがたい」と述べた。
非公開の協議では、関係者の聴取が不十分なことなどについて市教委の対応の遅さを批判。
子どもたちが安心して学校に通えるよう文科省としてもサポートすると伝えた。
市教委は、有識者による調査チームで事実解明に当たり、年内にも結論をまとめると説明した。
市教委によると、加害者は30代男性3人と40代女性1人。
遅くとも昨年から男性教諭(25)が激辛カレーを食べさせられ、尻をたたかれてみみず腫れができるなどの被害に遭った。
前校長と現校長は他の教諭らからいじめについて聞いたのに、市教委への報告を怠った。
男性教諭は精神的に不安定になり、今年9月から欠勤。他にも20代の3人が暴言やセクハラを受けた。