五輪観戦、暑さ懸念し不参加校相次ぐ…誘導員配置へ
2020年東京五輪・パラリンピックで東京都教育委員会が都内の学校向けに企画している観戦機会の提供について、暑さによる体調不良を懸念して低学年を中心に不参加を決める小学校が相次ぎ、集計可能な2〜6年生の参加率が約83%にとどまっていることが13日、分かった。
都教委が同日、都議会の委員会に提出した資料によると、20年度に2〜6年生として都内の公立小に在籍する見込みの約48万6000人のうち、観戦を予定しているのは8月末時点で約40万5000人だった。
学年別の参加率は5、6年生がほぼ100%だが、3、4年生は7〜8割、2年生は約66%だった。
1年生は来春の入学者数が未確定のため集計できないとしている。
低学年を不参加とする自治体は、競技会場が集中する都心から離れた市町村に多く、都西部のある自治体の担当者は「暑い中、公共交通機関を使って移動するのは1、2年生には無理だと判断した」と話している。
観戦チケットは都が購入して配布する。都教委は既に観戦会場などの案を示して具体的な日程を調整している。
昨年11月に各自治体に意向調査をした際、低学年を中心に不参加を決めた小学校があり、今年5月に概要が固まり再度聞き取りをしたところ、断念する学校が増えたという。
東京大会では原則的に会場へバスでの移動ができないため、暑さの中を移動する子どもの健康を懸念する声があり、都教委は安全対策も検討している。
13日に開かれた都議会の委員会では、都教委が民間に委託して各会場に連絡員や誘導員を配置する方針を説明。
児童らの発着状況や急病などの緊急情報を一元的に管理する運営本部を設置すると明らかにした。
特別支援学校のスクールバス利用者については、バスで会場に行けるように配慮するという。
都教委が同日、都議会の委員会に提出した資料によると、20年度に2〜6年生として都内の公立小に在籍する見込みの約48万6000人のうち、観戦を予定しているのは8月末時点で約40万5000人だった。
学年別の参加率は5、6年生がほぼ100%だが、3、4年生は7〜8割、2年生は約66%だった。
1年生は来春の入学者数が未確定のため集計できないとしている。
低学年を不参加とする自治体は、競技会場が集中する都心から離れた市町村に多く、都西部のある自治体の担当者は「暑い中、公共交通機関を使って移動するのは1、2年生には無理だと判断した」と話している。
観戦チケットは都が購入して配布する。都教委は既に観戦会場などの案を示して具体的な日程を調整している。
昨年11月に各自治体に意向調査をした際、低学年を中心に不参加を決めた小学校があり、今年5月に概要が固まり再度聞き取りをしたところ、断念する学校が増えたという。
東京大会では原則的に会場へバスでの移動ができないため、暑さの中を移動する子どもの健康を懸念する声があり、都教委は安全対策も検討している。
13日に開かれた都議会の委員会では、都教委が民間に委託して各会場に連絡員や誘導員を配置する方針を説明。
児童らの発着状況や急病などの緊急情報を一元的に管理する運営本部を設置すると明らかにした。
特別支援学校のスクールバス利用者については、バスで会場に行けるように配慮するという。