新型コロナウイルス感染治療にインフル薬「アビガン」投与 国内に約200万人分備蓄
加藤勝信厚生労働相は22日夜、新型インフルエンザ治療薬の「アビガン」の患者への投与を同日始めたと明らかにした。アビガンは、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスのような「RNAウイルス」の増殖を抑える効果が期待されている。国内に約200万人分が備蓄されている。
ただし動物実験で胎児に奇形が出る可能性が指摘されており、新型肺炎でも、妊婦や妊娠している可能性のある女性は対象外とみられる。
またエボラ出血熱の治療薬「レムデシビル」についても承認を目指し3月にも臨床試験を始める。
レムデシビルは米製薬会社が開発中の抗ウイルス薬。中国では重症者と軽症者に用いられたとされる。