犯行に使った警察手帳 Photo By 共同　

札幌・南署は１４日、自作した偽物の警察手帳を使って警察官と名乗り、女性から現金を脅し取ったとして、恐喝の疑いで札幌市の会社員中村広道容疑者（４６）を逮捕した。

逮捕容疑は１０月１１日午後６時ごろ、出会い系サイトで知り合った札幌市の２０代女性と市内のホテルに行き、警察官を名乗って「売春の現行犯だ」などと言い、現金１万５０００円を脅し取った疑い。

自作の手帳には「北海道警察警視庁本部」と書かれ、金色のエンブレムや敬礼する男性の写真が貼られていた。
偽名や実在しない肩書も記されていた。おもちゃの手錠も持ち歩いていたという。

同じ手口の被害に遭った女性から南署に相談があり、この女性との待ち合わせ場所に中村容疑者が現れたという。
他にも約１０人の女性から被害の相談があるといい、同署が関連を調べている。