種なくまろやかなレモン開発…生産量日本一の県
レモンの生産量日本一を誇る広島県の湯崎知事は、県立総合技術研究所が開発した種なしの新品種「イエローベル」を早ければ2016年から出荷すると発表した。
イエローベルは、レモンにサマーフレッシュ(ハッサクと夏ミカンの交雑種)を掛け合わせたもの。
種がないほか、従来のレモンに比べて丸みがあり、皮が薄く、まろやかな酸味が特長という。
同研究所が、「種がないレモンを」という農家の要望を受け、00年から開発に着手。
12年に日本初のレモン交雑種として品種登録した。
今年から県内の生産農家に枝などを配布し、2年後に県内や首都圏で販売することを目指す。
湯崎知事は記者会見で「広島レモンのバリエーションが広がり、ブランド向上に貢献してくれると思う」と述べた。