豪雨で孤立していた高知市の青少年の家から78人全員を無事救出
記録的な大雨で、高知市では道路が寸断し、子どもたちなど78人が、3日から研修施設に取り残されていたが、5日朝、全員無事救出された。
子どもたちが孤立していた高知市の青少年の家では、午前11時半現在も、雨が絶え間なく降り続いている。
通行止めとなっていた県道は5日朝、解除されたが、土砂が一部残っていて、水も出ている。
山のため、濃い霧に覆われたり、急にどしゃ降りになったり、刻一刻と天気が変化する中、子どもたちは5日朝、無事に下山することができた。
子どもは、「雨がすごかったので、怖かったです。お母さんに会いたかった」、「早く家に帰りたいです。疲れた」などと語った。
午前7時45分、子どもたちと引率者78人は、マイクロバス2台と車16台に乗って、山のふもとの県の土木事務所にたどりついた。
そして、朝食のパンを食べたあと、メディカルチェックを受けたが、体調に問題はなく、元気な様子だった。
子どもたちは、青少年の家の1階の食堂で、県や市から届いた食料を食べていたという。
当時、窓の外では雷が鳴り、大雨の状態だった。
しかし、そんな中でも、子どもたちはパニックに陥ることなく、無事下山することができた。
子どもたち同士で、声をかけ合って、助け合ったからだと、引率した大人は話していた。