筧容疑者 夫に「カプセルで青酸を飲ませた」入手先は業者
青酸化合物を使った連続殺人事件で、逮捕された京都府向日市の無職筧千佐子容疑者(68)が、2013年に死亡した夫勇夫さん=当時(75)=について「カプセルで青酸を飲ませた」と供述したことが29日、捜査関係者への取材で分かった。
勇夫さん殺害容疑で京都府警に逮捕された昨年11月以降の取り調べで供述。
青酸の入手先についても「かつて営んでいた工場の出入り業者から」と話したが、裏付けは取れていないという。
内縁関係にあった大阪府の無職本田正徳さん=当時(71)=への殺人容疑は否認しているが、本田さんの胃の内容物から青酸が検出されていたことが大阪府警泉佐野署捜査本部への取材で判明。
2人の血液からは、いずれも致死量の約2倍の濃度の青酸が検出されている。