“激レア”クワガタ標本を盗む 容疑で25歳無職を逮捕
希少価値のあるアマミマルバネクワガタなどの昆虫標本を東京農工大(東京都府中市)のキャンパスから盗んだとして、警視庁府中署は、窃盗の疑いで、東京都小金井市貫井南町、無職、小野江陽容疑者(25)を逮捕した。
同署によると容疑を認めている。
逮捕容疑は1月13日午前2時ごろ、大学内のサークル「昆虫研究会」の部屋から、男子学生(22)が保管していた標本8点(時価17万円相当)を盗んだとしている。
小野江容疑者は犯行直後に標本4点をインターネットオークションに出品。
学生の知人が発見して落札し、学生が盗まれた標本と確認して同署に届け出た。
環境省の奄美野生生物保護センターによると、アマミマルバネクワガタは奄美群島に生息し、現在は条例で捕獲が禁止されている。
標本は愛好家の間で高く取引されることもあるという。