銀座50店に「みかじめ料」山口組系組長ら逮捕
東京・銀座の繁華街で高級クラブなど約50店が山口組系暴力団から「みかじめ料」を払わされていたことが捜査関係者への取材でわかった。
10年近く徴収されていた店もあり、被害総額は約5000万円に上るという。
警視庁は、店からみかじめ料を脅し取ったとして、山口組系暴力団組長ら8人を恐喝容疑で逮捕。
長年、続いてきた不当要求の実態解明を進める。
捜査関係者によると、逮捕されたのは、銀座を拠点にする山口組国粋会系の暴力団組長、梅木寿史容疑者(54)(東京都中央区)ら8人。
梅木容疑者らは2013年以降、東京都中央区銀座の高級クラブなど複数の店にみかじめ料を要求し、現金数百万円を脅し取った疑い。
繁華街の銀座では、クラブやスナック、バーなど約2000軒が営業している。
同庁は昨年末から、みかじめ料について捜査を開始。
高級クラブやスナックなど約50店が毎月現金5万円程度のみかじめ料を要求され、店の客引き1人につき約5000円〜1万円を支払っていることが判明した。