関東大荒れ、花火大会で落雷・感電か…9人搬送
湿った空気が上空に流れ込んだ影響で関東全域は19日、大気が不安定となり、局地的に雷を伴う激しい雨になった。
東京都世田谷区では花火大会の会場近くで落雷があり、9人が搬送された。
関東地方は20日以降も局地的に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や突風への注意を呼びかけている。
同庁によると、午前中は関東北部、午後からは東京、神奈川など首都圏で局地的な土砂降りに見舞われた。
民間気象会社によると、都内では直径数センチのひょうも降ったという。都心は19日連続の雨となった。
東京都世田谷区の「多摩川二子橋公園」では19日午後6時頃、落雷があり、東京消防庁によると、近くにいた20〜50歳代の男女7人が体のしびれなどを訴え、女性2人が過呼吸などでいずれも病院に搬送された。全員意識はあり、命に別条はないという。
公園内の鉄柱に雷が落ち、近くにいた人たちが感電したとみられる。
公園近くの多摩川河川敷では午後7時から、「たまがわ花火大会」が予定されており、9人は花火を見に来ていたとみられる。
世田谷区では夕方頃から雷を伴う雨が降り、花火大会は午後5時過ぎ、中止が決まったが、周辺には多くの人が集まっていたという。